大分県佐伯市に住む50代の男性が624万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害にあったことが分かりました。
警察によりますと2025年4月上旬、男性はインスタグラムで女性の写真が掲載されたアカウントを見つけて興味を持ち、LINEのアカウントを追加しLINEで女性を名乗る人物とやり取りを重ねるうちに恋愛感情を抱くようになりました。
その後、その人物からワインの売買で利益を出しているLINEグループを紹介されて、ワインの売買に興味を持ち、その人物からワインの売買をする会社でアシスタントをしている女を紹介され、更にその女から同社の社長の男を紹介されました。
そして、そのワイン売買の会社でアシスタントをしている女から「2010年限定ワインは貴重で、20日ほどで10倍以上に値上がりすると予想される。オークションで売るともっと高く売れる」などと儲け話を持ちかけられました。
その話を信用した男性は、ワイン売買の会社でアシスタントをしている女や同社の社長の男から、ワインの購入代金やオークションにかけるための委託保証金等の名目で金銭を要求され、その人物たちが指定する口座に6回にわたり、合計約624万円を振り込み、だまし取られる被害にあったということです。
警察は「SNSで知り合った相手から儲け話を持ちかけられ、お金を要求されるのは詐欺の手口。金を振り込む前に、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。