秋田県は、2026年度以降に計画している公立高校の統合や再編に向けて協議を進めています。この計画について、鈴木知事は17日の県議会で「県が独り善がりになることなく、客観的な視点で取り組んでいきたい」と述べました。
県高等学校総合整備計画は、2026年度から10年間の高校教育の方向性をまとめたもので、2024年6月に素案が示されました。
計画では、男鹿市と横手市の高校で統合が進められるほか、大館市など5つの市で複数ある高校を2~3校に再編する方針が盛り込まれています。
17日に行われた県議会の総括審査では、自民党会派の小棚木委員が「高校の統廃合について地域から不安の声が聞こえるが、どう協議を進めるのか」など計画の方向性について県の考えを問いました。
これに対し鈴木知事は、学校再編や県内の教育の方向性について「子どもたちの意向を大事にしたい」とした上で「県が独り善がりになることなく、客観的にいろんな視点を持って取り組みたい」と述べました。
6月県議会は19日に閉会します。