この空梅雨、コメ農家もピンチです。
田中農場・田中里志社長:
「本当に少ないですね」
雨の少なさを嘆くのは、鳥取県八頭町でコメ作りをする田中農場の田中社長です。
108ヘクタールの田んぼのうち約7割で田植えを終えましたが、梅雨入り以降、まとまった雨が降らず、水不足に悩まされています。
この田んぼでは、山にあるため池から水路を使って水を供給していますが、16日も水路には水が流れていません。
田中農場 田中里志社長:
「ため池から水を使ってまして、ため池側もすでに水位が下がってきてます。本当は水を入れたいのに水が入れられないのは、秋の収穫量が少し下がることがちょっと心配されます」
深刻なコメ不足に対応するため、2025年は1割増産することを決めましたが、この時期の雨不足が秋の新米シーズンに影響しないか、今から気をもんでいます。
田中農場・田中里志社長:
「今の時点で期待できる雨が降りそうにないなと…。例年並みに適度に雨降ってほしいなって思ってます」
「令和の米騒動」でコメの安定供給が待たれる中、恵みの雨を期待しています。