16日、山陰地方は雲が広がったものの、米子市で今シーズン初めて猛暑日を記録するなど各地で真夏のような暑さとなりました。
梅雨入りしてからまとまった雨が降らず、農作物への影響も懸念されます。
午後1時過ぎの米子市。
加藤俊之カメラマン:
「手元の温度計は36℃を示しています」
最高気温35.3℃と今年初の猛暑日を記録。
統計開始以降、2番目に早い猛暑日の観測です。
山陰地方は湿った空気の影響で、曇り空が広がりましたが、気温はぐんぐん上昇。
米子をはじめ、山陰29の観測地点のうち15地点で、今年最高を記録しました。
街の人:
「暑いです。びっくりしました。」
「きょう、外に出てびっくりしました。」
今週末までは30℃超の日が続きそうで、まさに梅雨の中休みの状態となりそうです。
こうした中、恵みの雨を待っているのは農家です。
松江市のこちらの農家では、オクラやキュウリ、ナスなど約10種類の野菜を栽培しています。
中でも、2024年から試験栽培している極早生のミニ白菜「レタサイ」は…。
池田ファーム・池田仁志さん:
「ここ、花が咲いているでしょ。種を撒く時期、天候でこういう症状が起きます」
Q.花が咲くのが今年は早い?
池田ファーム・池田仁志さん:
「早いね。やっぱり気温が高いからでしょ」
暑さで生育が乱れが出始めています。
さらに心配しているのが水不足です。
池田ファーム・池田仁志さん:
「今年はぬくいということで、ボーリングした水をこういうパイプで配管しながら野菜に供給するようにやっている。今年初めてこのやり方をする。今まで雨も適当に降ってくれていたので、予備ですね」
新しい設備も整え、危惧される「空梅雨」に備えます。