米子市の米子北高校サッカー部の監督が部員に対し、全国高体連が定める「体罰根絶全国共通ルール」に違反する不適切な指導をしたとして、高体連主催の大会への1年間の出場停止処分を受けたことが分かりました。
処分を受けたのは、米子北高校の教員で50代のサッカー部監督です。
県内の私立学校を所管する鳥取県教育学術課などによりますと、この監督は2025年4月以降、部員に対し不適切な指導を行い、県の高体連を通じて報告を受けた全国高体連が「体罰根絶全国共通ルール」に違反すると認定。
高体連主催の大会への1年間の出場停止処分を下したということです。
指導の内容など詳しいことは、部員のプライバシー保護を理由に明らかにされていません。
米子北高校は県内屈指のサッカー強豪校で、7月に開幕する全国高校総体・インターハイに17大会連続の出場を決めています。
高体連によると、処分は指導者のみに適用され、生徒のインターハイ出場や今後のサッカー部の活動継続は可能だということです。
処分を受け、学校は今後、指導者に対する教育プログラムを設けるなど再発防止に努めるとしています。
また、県の高体連は6月10日付で「体罰根絶全国共通ルール」を守るよう県内の各高校に文書で指導しました。