女性タレントが犬に顔をかまれ、計30針を縫う大けがをしました。
一体何が起きたのでしょうか。
本人を取材しました。
タレント・小島可奈子さん:
本当に何が起きたかわからなくて、縫ってくれた先生が言うには「やけどより5倍ぐらい深いところをけがしている」と。先生は「結構(痕が)残ります」と断言的な形でおっしゃった。
けがをしたのは、元グラビアアイドルでタレントの小島可奈子さん(49)です。
犬にかまれた次の日に撮影された動画では、小島さんは気丈に振る舞っていますが、口元には痛々しい手術の痕が。
30針ほどを縫う大手術だったといいます。
その後も、小島さんは術後の経過をSNSで報告。
小島可奈子さん:
次の日もずっと、唇自体もまひした感覚がずっとあった。痛いというよりも、しびれた感じがずっと続いてる。8日目になると、口の周りの腫れが、だいぶ炎症が抑えられて口のサイズがいつものように戻ってきて。
そして手術から10日後、ようやく抜糸をすることができたといいます。
小島可奈子さん:
縫ったところはずっと残しておくと、縫った後の線が、食い込んだ線が後で残ってしまったりするらしい。なので、早めに(糸を)取った方がいい。
一体なぜ、ここまでの大けがとなったのでしょうか。
犬にかまれた時の詳しい様子を、小島さんは「ワンちゃんと一緒に写真を撮らせていただこうと思い、ワンちゃんがケージからなかなか出てこなくて、家族の方がお菓子のような物を近くに投げてくれたが、出てこないと思ったら反対に勢いよくバーンとケージから出てきて、顔をガブッとかまれまして。2回ガブッとかまれました」と話します。
小島さんは「犬に悪気はなかった」としていて、飼い主とも良好な関係が続いているといいます。
小島可奈子さん:
こういうのは誰も悪くないと私は思っていて、事故みたいなものなので、不可抗力で起こることは仕方がないので、前向きに捉えていこうと。
専門家は、飼い主以外が犬に触れる場合は、犬の様子をよく見てから触ることが大事だと指摘します。
生物行動進化研究センター・パンク町田理事長:
犬は順位制のある生き物。順位がはっきり決まっていない状態で「(人間が)急に顔を寄せてくる」というのは怖い。防衛本能があれば、自分のテリトリーに知らない人が入れば当然、向こうから走って駆け寄ってきてかみつくというのは普通にある。