高知県出身の漫画家・やなせたかしさん夫妻をモデルにした朝ドラで主人公・柳井嵩の弟・千尋を演じる俳優の中沢元紀さんが6月14日、やなせさんの故郷・香美市でトークショーに出演しました。
朝ドラ出演は「役者を始めてから大きな目標の一つでした」という中沢さん。
高知・芸西村の琴ヶ浜で2024年9月9日に行われた撮影について「クランクインだったので緊張して行ったんですけど、クランクインの日に高知県の空気を感じながらお芝居をできたのが僕の中ですごく大きくて」と語りました。
当日は高知市で最高気温33.4度を記録するなど残暑の中のロケとなり、「“灼熱”で、陰もなかったんで、みんなで力を合わせながら、休みながらしっかりやってました」といいます。
兄・嵩との柔道シーンについては、「僕もすごい柔道練習をしたんですけど、ここのシーンは匠海さんの力が大きくて」と振り返り、嵩役の俳優・北村匠海さんからもらったアドバイスを明かしました。
「(匠海さんは)たくさんアクション作品をやられてて、『まかせて』って言ってくださった。匠海さんの投げられ方が本当にお上手で、きれいに投げているように撮影できた。僕が本格的なアクションは初めてだったので、『全然あせらずに、心配せずに、ビビらずにやっていいよ』っていうふうに言っていただきました」と、名シーンの裏話を明かしました。