奈良・生駒市で鮮やかな青色に染まった川がカメラに捉えられた。撮影者も「あり得ない色だった」と驚きを語っている。調査の結果、上流の廃工場で顔料の原材料が流出し、排水溝を通じて川に混入した可能性が判明。健康被害の報告はないが、市は安全性や成分の調査を続けている。
住民も驚愕…真っ青な川と大量の泡
奈良・生駒市で11日に撮影されたのは、流れる水の色が真っ青に染まった川だった。

まるで絵の具を垂らしたかのような鮮やかなブルーの水に、撮影者は「びっくり以外ないですよね。そんなことがあり得るのかっていう色だったので」と語っている。
さらにこの動画が撮影される約30分前にも、川に異変が起きていたという。撮影者は「川から泡ですね、すごい泡があふれてたので」と語る。

なんと大量の白い泡が川に流れ出ていた。影響は川だけでなく、付近の畑にも及んでいたという。
市の職員が調査に向かった際には泡はなくなり、水の色も元に戻っていたというが、なぜ水の色がブルーに変色したのか原因が注目されていた。
廃工場から顔料流出 約9Lが川へ…市が調査
市によると、川の上流にある廃工場で片付け作業をしていた作業員が、着色に使われる顔料の原材料を流したところ、排水溝を伝って川に流出してしまったという。

約9Lの顔料の原材料が川に流れ出た可能性があるが、今のところ健康被害の報告はないとのこと。
(「イット!」 6月12日放送より)
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