陸上自衛隊 板妻駐屯地は実弾射撃の訓練中に5.56mm普通弾1発を紛失したと発表しました。失くした弾薬が実弾か打ちがら薬きょうなのかはわかっていません。
陸上自衛隊 板妻駐屯地によりますと、6月10日午前11時10分頃、第34普通科連隊の隊員が富士射撃場で5.56mm機関銃MINIMIの実弾射撃訓練を行っていた際、この機関銃に使用する5.56mm普通弾1発が無いことに気づきました。
紛失した弾薬は射撃前の実弾なのか、射撃後の空の薬きょうなのか判断が出来ず、実弾を紛失した可能性も捨てきれないため訓練を行っていた約30人で直ちに捜索を開始し、その後、人数を200人体制に増やして夜間も探しましたが、紛失から24時間以上が経った現在も発見に至っていないということです。
10日の訓練では4000発の射撃を予定していて、本来であれば薬きょうはすべて回収することになっていました。
今回の紛失を受け、射撃訓練は現在も取りやめていて、第34普通科連隊長の兜智之1等陸佐は「今後このようなことがないよう隊員への指導を徹底するとともに再発防止に努めます」とコメントしています。