ディーゾーンなどのパチンコ店などを経営していた石川県津幡町のダイエーが東京地裁から特別清算開始の命令を受けたことがわかりました。
5月26日に東京地裁から特別清算開始命令を受けたのは、津幡町横浜にあるダイエーです。
帝国データバンクによりますと、ダイエーは1951年7月に設立された老舗の遊戯施設経営業者で、元代表が休眠状態だった会社を82年9月に買収し、おもに石川県河北郡やかほく市、富山県砺波市でパチンコ店を展開してきました。
県外資本の大型チェーン店が相次いで進出する中、ディーゾーンやかほく市のデライやかほく七塚店などは競合他社が近隣に進出してこない立地だったこともあり、ピーク時の年間売上高は40億円を超えていたとみられています。
しかし集客は減少傾向が続き、既存店舗の大規模リニューアルや新規出店に伴う設備投資費用などで金融債務が膨らみ、コロナ禍以降の顧客減少から業況の回復はなく、2021年7月にはかほく市の店舗を、2023年7月には本店や砺波市の店舗を閉鎖していました。
各店舗などの不動産の任意売却で負債圧縮を図り、清算に向けた手続きを進める中、2024年9月の株主総会で解散を決議していました。負債は金融債務を中心に約3億円の見込みだという事です。