アスファルト舗装を巡って意見が割れる「哲学の道」について、専門家や地元住民らによる会議が開かれました。
京都市の「哲学の道」は、一部の区間が舗装されず砂利道となっていて、地元住人の一部から「車いすやベビーカーが通行できない」「水たまりができると通行がしにくい」などの声が上がっています。
京都市は去年から、地元住民や大学教授らとアスファルト化を含めた検討のため現地視察などを行っています。
10日に開かれた2回目の会議では、舗装の種類や工事の期間を区間ごとに分ける「ゾーニング」が京都市から提案されました。
車が通行できる区間を優先して整備することなどが会議で話し合われました。
一方で、舗装による桜の樹やゲンジボタルなどへの影響が懸念されており、京都市はモニタリング調査や専門家へのヒアリングを行うことを提案しました。
京都市の担当者は「水たまりや砂ぼこりが住民に不便をかけている現状があるので、スピード感をもって進めていきたい」としています。