兵庫県で全国で初めて、不妊治療支援に特化した条例が来月1日から施行されることが決まりました。
兵庫県議会で12日、不妊治療を受けるにあたり相談しやすい環境づくりや柔軟な働き方を企業に促すことなどを求める条例が議会で成立しました。
県の調査で、不妊治療を受ける人の7割が仕事との両立や経済的負担に困難を抱えていることが明らかになっています。
兵庫県では保険が適用されない先進医療への助成制度や、通院のための交通費の補助を行っていて、条例では違反をしても罰則はありませんが、県は安心して不妊治療を受けられる体制を継続的に進めるため、制定を決めました。
【斎藤知事(11日の記者会見より)】「企業へのインセンティブや取り組んでいただける仕掛けづくりを考えていきたい」