2023年9月、白山市内のホテルで女性を殺害したとして懲役30年を言い渡された男の控訴審。弁護側が減軽を求めました。
この裁判は2023年9月白山市内のホテルで女性を刃物で刺して殺害したとして白山市の無職 中村信之被告(56)が殺人などの罪に問われているものです。
金沢地裁は2024年11月、中村被告に対して検察側の求刑通り懲役30年の判決を言い渡しましたが、中村被告はこの判決を不服として控訴していました。
10日名古屋高裁金沢支部で控訴審の初公判が開かれ、弁護側は「刃物を使った通り魔的殺人事件の中でも特に重い部類に該当するということはない」とした上で「一審の判決後、深く反省し、再犯の恐れもない」として減軽を求めました。
一方、検察側は控訴に正当な理由がないとして棄却を訴えました。裁判は10日で結審し、判決は7月10日に言い渡されます。