福岡を代表するあの老舗和食店が10日、創業の地に復活し、オープン初日から名物ランチを求めてファンが駆け付けました。

10日午前10時、福岡市・天神に運ばれてきたのは朝に水揚げされたばかりの真鯛です。

◆料理人
「脂乗りがちょうどいい」

◆小嶋総料理長
「とうとう来たなという感じです。みんなに『おいしかった』と帰ってもらえるように」

ここは半世紀以上の歴史がある老舗和食店「割烹よし田」。

天神地区の再開発に伴い博多に店を移していましたが、ビルの建て替え工事を終え、創業の地で営業を再開することになりました。

◆割烹よし田 吉田泰三 社長
「4年半かかってこの天神の地に戻ってきました。きょうからまた、この天神の地で頑張っていきましょう」

開店と同時に店には天神での復活を待ちわびていた人たちが続々と訪れました。

◆常連客
「めっちゃうれしいです!待ってました!(博多の)店屋町までちょっと遠いので」

「お昼はしょっちゅう来ていたので、うれしいです」

皆さんのお目当ては創業当時から人気の名物。

秘伝のタレをたっぷり絡めた真鯛に、熱々のお茶をかけていただく「鯛茶」(鯛茶漬け)です。

◆訪れた客
「ぷりぷりだよね。味が濃厚で最高です」

「おいしいです。味が全然違います」

店にはすでに半年先まで予約が入っているといいます。

◆割烹よし田 吉田泰三 社長
「たくさんの方にご来店いただいて、本当に感謝です。昔のままの雰囲気も残している。でも進化しながら、また天神の地で頑張っていきたい」

創業の地・天神で新たなスタートを切った割烹よし田。

今後は天神と博多の2店舗で営業を続けていくということです。

テレビ西日本
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