日本屈指の3ポイントシューターで、Bリーグ・レバンガ北海道に新加入が決まった富永啓生選手が6月9日(月)、UHB「みんテレ」に生出演した。

 富永選手は2023年のワールドカップで大活躍し、日本をオリンピック出場に導いた立役者の一人。同日に行われた記者会見後の出演となった。

 「本当にすごくわくわくしている気持ちでいっぱいなのと、6年ぶりに日本に戻ってバスケットができることで、ファンの皆さんの前でプレーできることを楽しみにしています」と、久々の日本でのプレーに胸を躍らせる様子を見せた。

レバンガ北海道への加入が決まった富永啓生選手
レバンガ北海道への加入が決まった富永啓生選手
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北海道を選んだ理由――恩師との再会

 数ある選択肢の中からレバンガ北海道を選んだ理由について、「いろいろ理由はもちろんあるんですけど、

 折茂社長であったり、オーナーの熱い想いというのを聞いて、本当にこういう所でプレーしたいなというのもありましたし、それと新しいコーチを迎え入れて、そのコーチはU-16、U-18と小さいときから見てもらっていたコーチでもありますし、本当にオンコート、オフコートと信頼のできるコーチというのが大きな理由で選ぶことにしました」

 かつて自分を見守ってくれたコーチと再びタッグを組めること、そしてチームの熱意が決め手となったようだ。

 6年間のアメリカ挑戦で培った経験については、

 「アメリカで大学を含め6年間やって、向こうでの負けず嫌いのメンタリティだったり、そういうところはすごく学ぶところがたくさんあったので、もっともっとこうやって日本に帰ってきて、チームメイトに伝えていければ、自分としてもチームとしてもどんどん成長できるかなと思うので、そこはやっていきたいなと思ってます」と意欲を語った。

UHB「みんテレ」出演中の富永啓生選手
UHB「みんテレ」出演中の富永啓生選手

 このタイミングでレバンガ北海道の折茂武彦代表からビデオメッセージも届いた。

 「レバンガ北海道の折茂です。富永選手、まずは記者会見お疲れ様でした。これからUHBの生放送ということで、そんなに緊張しないでゆるーくいってください。富永選手はお寿司が大好きということで、一番美味しいお寿司屋さんに連れてきたいと思いますので、ぜひお楽しみあれ」

 富永選手はこのメッセージに「本当にすごく温かく迎え入れてくれることはすごく嬉しいことですし、お寿司屋さんに連れていってもらいたい」と笑顔を見せた。

ビデオメッセージを送るレバンガ北海道折茂武彦代表
ビデオメッセージを送るレバンガ北海道折茂武彦代表

北海道での新たな挑戦へ

 富永選手は、愛知県名古屋市出身のシューティングガード。2001年2月1日生まれ、身長188cm。卓越した3ポイントシュート力で「和製ステフィン・カリー」とも称されている。

 桜丘高校時代には2018年のウインターカップで平均39.8得点を記録し、得点王に輝きました。優勝候補だった河村勇輝選手擁する福岡第一高校と対戦した準決勝は今もファンの間で語り継がれている。

 その後アメリカのネブラスカ大学に進学し、2024-25シーズンにはNBA Gリーグのインディアナ・マッドアンツでもプレーした。

 日本代表としても、2021年の東京オリンピック(3人制)、2023年のFIBAワールドカップ、そして2024年のパリオリンピック(5人制)に出場し、国際舞台での経験を積んだ。

 「ファンの皆さんの前でプレーできるのを本当に楽しみにしています」と語った富永選手。新たなシーズン、北海道の地でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、ファンの期待も高まります。レバンガ北海道とともに、新たな挑戦に臨む富永啓生選手の活躍から目が離せない。

UHBみんテレ出演者と富永啓生選手
UHBみんテレ出演者と富永啓生選手
北海道文化放送
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