三重県伊勢市で6月8日、式年遷宮で使うご神木を運ぶ「御樋代木奉曳」の前夜祭、「のぼせ車」の行事が始まりました。
勇ましい掛け声とともにゆっくりと進む「奉曳車」。のぼせ車は二十年に一度の式年遷宮で使う木曽ヒノキのご神木「御樋代木」を運ぶ特別な車を、ご神木を迎える地点まで市民が曳いて回る伝統行事です。
伊勢音頭に送られて外宮の北御門を出発した奉曳車は、およそ1300人の市民に曳かれて、夜までに宮川にかかる度会橋までのおよそ3キロのルートを進みます。
御神木は6月10日、この奉曳車に載せられて伊勢神宮の外宮に曳き入れられます。