広島県安芸太田町にある日本庭園では、県の天然記念物『モリアオガエル』が産卵期を迎えています。

安芸太田町加計にある名勝『吉水園』では毎年この季節、園内にある玉壺池周辺に『モリアオガエル』が近くの森からおりてきて、木の枝に直径15cmほどの白い泡の卵塊を作り、卵を産みつけています。
卵は1週間ほどでオタマジャクシとなり池に落ちていきますが、周りでは天敵のヘビやイモリが卵を狙っています。
今年は例年に比べ1週間から10日ほど産卵期が遅いということですが、ここ20年ぐらいではモリアオガエルの数が一番多いということです。
『モリアオガエル』が集団で産卵できる環境は全国でも珍しく、この日も多くの見物人が訪れていました。

【来園者は】
「カエルが多いみたいですね今年は」
「自然豊かでカエルも見られて良かったです」

『吉水園』の初夏の一般公開は一旦きょう8日で終了し、次回は秋に公開されます。

テレビ新広島
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