危険運転致死傷罪などに問われた被告の男が5日控訴したことを受け、遺族が「無念であり、心痛の増す事態」とコメントを出しました。
この裁判は熊本市中央区島崎に住む松本岳被告(24)が去年6月、中央区細工町の県道で、酒気を帯びた状態で車を運転しトラックに追突。現場から逃走しようと、時速70キロ以上で約240メートルにわたって車をバックで走行させたあと、歩道に突っ込み、熊本市職員の横田千尋さん(27)を死亡させるなどした罪に問われているものです。
熊本地裁は5月27日、懲役12年の判決を言い渡しましたが、松本被告の弁護人が
5日付で控訴しました。
これを受け、亡くなった横田さんの父・邦祐さんが代理人弁護士を通じて「被告の刑事責任が確定せず、6月15日の一周忌に報告できないことは遺族にとって無念であり、心痛の増す事態」とのコメントを出しました。