新潟県佐渡市では6月5日、来年の春の収穫に向け、特産のワカメの菌付け作業が行われました。

佐渡市両津地区の鷲崎漁港で5日、行われていたのは、佐渡特産の養殖ワカメの菌付け作業です。

メカブを水槽の中に入れてかき混ぜ、菌を採取。細いロープの束をそこに漬け込み、菌を付着させていてきます。ここで漁師が確認したのは菌の動き。

【漁師】
「(Q.菌は動いている?)動いている。最高にできる。安心した」

3時間ほどロープを菌の入った水槽に漬け込んだら、漁師たちは養殖場へと船を走らせます。菌は直射日光に弱いため、穴の空いた袋に先ほどのロープを入れて海へ。

そして、菌が育った9月ごろに、この袋からロープを取り出し、今度は日光にあたるよう再び海に放つということです。

【鷲崎漁師組合 本田裕敏 副組合長】
「きょうの出来で来年のワカメの出来・不出来が決まる。上手くいったと思うが、あとは運。いくら顕微鏡で見ても一発勝負だから」

ワカメの豊作を願って…漁業関係者の努力の日々が続きます。

NST新潟総合テレビ
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