今週末ホーム戦で14試合ぶりの勝利を目指す、サッカーJ2のカターレ富山。
現在の順位表を見てみますと、カターレは20チーム中18位。
13試合勝利がなく、J3自動降格圏に沈んでいます。
勝利をつかむため、安達監督が目指すサッカーとは。
先週火曜日。
*カターレ富山 安達亮監督
「新しく監督に就任しました、安達亮です。自分の力で引き上げたい。引き上げられるのではないかと信じている」
先月27日、監督就任から4日後に行われたアウェー秋田戦。
カターレは2点をリードし試合を優位に進めるも守り切れず、結果は引き分け。
順位を18位に下げ、昇格後初のJ3降格圏入りとなりました。
今週末のホーム戦で長いトンネルから抜け出し、浮上のきっかけを掴むため、安達監督がまず取り組んだのが練習方法です。
*リポート
「安達監督に代わって、午前中の練習ではトレーニングメニューが多くなり、練習メニューの構成も代わっています」
午前の練習は約1時間と短くなり、午後の練習に向けてのアップのみ。
そして、午後の練習では水戸戦に向けた実戦練習。
短時間で集中力を高めて臨む、メリハリを付けたメニューに切り替えました。
*安達亮監督
「ワンツーやられるな!」
「練習を100でやれ!」
自ら声を出し、熱い指導で選手たちを鼓舞する安達監督。
チームの課題についてこう分析していました。
*カターレ富山 安達亮監督
「クラブ側から課題をオフェンスだと聞いていた。むしろディフェンスの方が課題が多い。ディフェンスラインが下がりすぎてしまうことと1人1人の守備力は上げたい。少ないグループできちんとボールを取りきれる。より攻撃にスムーズにつなげるところは非常に課題」
安達監督が以前カターレの監督を務めJ3で4位となった2019年シーズン。
際立ったのが、リーグトップのシュート数。
得点数は2位と超攻撃的なサッカーが持ち味。
現在、シュート数はリーグワースト2位。
「攻撃につながる鉄壁の守備」こそ、勝利へのカギと考えています。
*DF5 今瀬淳也選手
「(安達監督は)見たまんますごい熱い人。サッカーに関してはすごく攻撃的でボールを大事にするスタイル」
安達監督がこだわるのは、圧倒的な攻撃力で掴む「勝利」と、サポーターを魅了する勝ち方です。
*安達亮監督
「見ているお客さんとプレーしている選手たち、その両方ともが楽しいことが第一の条件。攻撃的にもっとシュートがあったり相手を翻弄するようなプレーがあったり見てもらってもプレーしていても楽しいサッカーにしたい。」
選手、サポーターが一丸となった”楽しむサッカー”へ。
就任して初のホーム戦で14試合ぶりの勝利を目指します。
*FW9 碓井聖生選手
「安達監督に代わって初勝利を届けたい。得点を決めて盛り上げられるように頑張る」