大雨や台風のシーズンを前に、宮城県蔵王町では道路が冠水したとの想定で救助訓練が行われました。
この訓練は、白石警察署が6月12日の「みやぎ県民防災の日」に合わせて開いたもので、若手警察官11人が参加しました。訓練では大雨や河川の氾濫で道路が冠水し、軽トラックの荷台に取り残された人を救助するまでの手順を確認しました。
参加した警察官は、まず救命胴衣を着た後、ゴムボートを使って取り残された人の場所まで向かいます。
「呼吸浅い」
そして、すばやく健康状態を確認し、慎重に安全なエリアまで運んでいました。
白石警察署 鈴木竜也地域課長
「いつどこで水害が起こるか分からないので、即応できるように対処能力を上げるための訓練を行っている。訓練に参加しているのは、若手警察官が多いが、先輩の行動一つ一つが勉強になっていると思うので、自分が活動する際には、それを生かしてもらいたい」
白石警察署では、今後もさまざまな場合を想定し訓練を続けていきたいとしています。