レオナルド・ダ・ヴィンチの作品を最新の研究や技術で復元し、パネルなどにして展示する企画展が鶴岡市で始まった。
初日となった5日、創立100周年を記念して企画展に特別協賛する鶴岡信用金庫の佐藤祐司理事長や皆川治市長などが参加してセレモニーが行われ、テープカットをして開幕を祝った。
企画展ではルネサンス期を代表する芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した現存する「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの絵画16点に加え、騎馬像や建築模型などあわせて約30点を、当時の色合いや形を復元し、原寸大のパネルなどにして展示している。
復元には東京造形大学の教員や学生が携わっていて、現存する全ての絵画を製作当時の様子で復元して展示するのは世界で初めての試み。
(鶴岡信用金庫・佐藤祐司理事長)
「最新のデジタル技術を駆使して復元している。絵画は当時の色がそのまま再現されていて、素晴らしい展示会」
企画展「夢の実現」展は7月5日まで鶴岡アートフォーラムで開かれていて、会場では「日本のダ・ヴィンチ」とも称される鶴岡生まれの博学者・松森胤保の資料もあわせて展示されている。