今月8日、日曜日にBBTで舞台俳優とアナウンサーによる朗読劇が行われます。
戦時中の動物園での実話を元にしたストーリー、どんな作品なのか稽古の様子を取材しました。
1カ月前。演劇集団「富山舞台」のメンバーとBBTアナウンサーが初めて台本の読み合わせに臨みました。
富山舞台は富山出身の俳優、西村まさ彦さんの演劇塾から生まれた劇団で、朗読劇も数多く手がけています。
BBTからは深津麻弓・中田彩・吉國唯の3人のアナウンサーが挑戦します。
演目は「きぼうのバンブー」
名古屋の東山動物園で戦時中の実話をもとにしたストーリーです。
稽古を始めて2週間後。西村まさ彦さんから直接、演技指導を受けました。
*西村さん
「まず1回ざーっと通しましょう、止めずに」
*西村さん
「…深津さんどうでした?」
*深津さん
「最初と最後の感じが変わってしまった」
*西村さん
「規則正しく音を鳴らしていますよ、ということに終始した前半でした。前の人のセリフをうまく受け取って、その感情はどうか自分で探りながらのっかって渡す。心を動かす、感情を動かす」
物語の主人公はチンパンジーの「バンブー」。
戦時下、動物たちを翻弄する軍からの命令に、命の大切さを考えさせられるメッセージが込められています。
*西村さん
「実際にあった話だが、ずっと公にされてこなかったらしい、作家に聞いたら戦争に対して考えることになればいいし、違った物語のとらえられ方があってもいい」
演劇集団富山舞台とBBTのアナウンサーがコラボした朗読劇「きぼうのバンブー」は、今月8日(日)にBBTで行われます。
チケットは前売券のみで、県民会館の窓口などで購入できます。