インド・ベンガルールで4日、地元クリケットチームの初優勝を祝うため、数十万人ものファンがスタジアム周辺に殺到した。押し寄せたファンが折り重なるように倒れ、少なくとも11人が死亡、40人以上が負傷した。安全確保が不可能と判断され、政府は祝賀パレードの中止を発表した。
スタジアム外にファンが殺到…バス動けず
数十万人もの群衆が、バスを取り囲んでいる。

現場は押し寄せた人でギュウギュウ詰め、押し合いへし合い状態だ。

4日、インド南部にあるベンガルールで地元クリケットチームの初優勝を祝うため、スタジアムの外に大勢のファンが殺到した。

選手が乗るバスは群衆に囲まれ、動けなくなった。さらに人気選手を一目見ようと、フェンスの上に立ち尽くす人や、木によじ登る人もいた。

地元メディアによると、押し寄せたファンが折り重なるように倒れ、40人以上が負傷、少なくとも11人が死亡したと報じている。

大勢の人たちが押し寄せた現場に残されていたのは、混乱で脱げたとみられる無数の靴と、サンダルだった。
収容人数3万5000人のスタジアムに20万人から30万人が…
スタジアムでは祝賀行事と優勝パレードが予定されていたが、政府は安全が保てないことなどからパレードの中止を発表した。

地元の副首相:
私たちは地元クリケットのチームのためにパレードを行いたかったが、群衆が制御不能で取りやめました。
当時、収容人数3万5000人のスタジアムに、20万人から30万人が押し寄せていたという。地元当局は事故が起きた原因について、調べを進める方針。
(「イット!」6月5日放送より)
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