東京・武蔵野警察署で目撃されたのは、両目を見開きカメラの方をじっと見つめる青木雄也容疑者(44)とカメラに気がついたのか顔を伏せる佐野誠容疑者(42)。
占い師を装い、女性から嘘の鑑定料名目で現金をだまし取った疑いで男女8人が逮捕されました。
その手口は、青木容疑者らは自らを占い師「天神福寿」などと名乗り、熊本県内に住む70代の女性に「あなたの運気が良くなるようにお祈りする」などとメールを送信。
嘘の占いサイトへと誘導すると「今日は必ず当たります」「苦労した人生が終わる」などと、宝くじの高額当選を引き当てる嘘の鑑定を行い、その鑑定料として約10カ月間で350回以上にわたり数千円から数万円を振り込ませ、あわせて約737万円をだまし取ったとみられています。
東京・新宿区にある青木容疑者らが拠点としていたビルの一室からは、複数の携帯電話やパソコンが押収されました。
警視庁は、青木容疑者らの詐欺グループが少なくとも10人から5000万円以上の金をだまし取ったとみて、調べを進めています。