随意契約をした2021年産の備蓄米「古古古米」販売が5日から大手コンビニで開始され、既に売り切れた店舗も出ている。一方で石破茂首相をトップとしたコメ関係閣僚会議の初会合が5日夕方に初めて開催される。
大手コンビニで備蓄米の販売開始
ローソンでは、5日から東京都と大阪府の一部店舗で備蓄米の販売を始めた。

都内の店舗では1kgと2kgの備蓄米が10袋ずつ用意され、発売直後から購入する人が相次いだ。
購入客:
近所で買ってみようと思った。とてもラッキー。

また、同じく5日朝から販売を開始したファミリーマートの都内店舗では、1kgのパックで備蓄米が用意されたが、わずか30分ほどで完売となった。

店舗には小泉進次郎農林水産相(44)が視察に訪れ、小分けパックの販売などについて質問していた。
小泉農水相:
かなり全国的に面的な備蓄米の展開につながるのではないかと期待をしています。

また、セブン-イレブンは17日から順次、東京・大阪・四国の店舗から無洗米にした備蓄米の販売を始めると発表した。
政府は5日夕方にコメ関係閣僚会議の初会合
一方で政府は5日夕方、石破首相をトップにコメの安定供給などに関する関係閣僚会議の初会合を開く。
コメが高騰した原因や、その対応として備蓄米を放出した効果の検証や分析を行う。
これまで実質的に行われてきたコメの生産を抑える「生産調整」の転換についても議論する見通し。

小泉農水相:
まずやらなければいけないことは、なぜ今のこのコメの価格の高騰が起きてしまったのかという原因の分析、流通の適正化、こういったことに力を注いでいかなければならない。
また、小泉大臣は消費者の米離れなどについて、「政府が動かなければ手遅れになりかねない」と強調した。
(「Live News days」 6月5日放送)
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