立憲民主党の野田代表は5日、選択的夫婦別姓を導入する法案を可決させるため立憲の独自案にこだわらず国民民主党案に賛同することについて、「1つの選択肢だと思う。30年来の課題を前進させるためには、やっぱり大同団結する必要性がある」と述べた。
衆議院法務委員会では、立憲民主党と国民民主党がそれぞれ選択的夫婦別姓を導入する法案を提出し、日本維新の会の旧姓の通称使用拡大に向けた法案と共に、4日から実質審議が始まった。
ただ、3党とも単独では法案の可決・成立が見込めず、立憲は国民民主との協力を模索している。
野田氏は5日、東京都内で記者団の取材に応じ、国民民主党の案について「ポンチ絵を見ても(立憲案と)根幹は同じ。そうなるとそういう(賛同する)可能性も探ってみたい」と国民案への賛同に前向きな姿勢を示した。
一方、国民の玉木代表は立憲との連携について「参院選が近い中で、野党連合軍で出されたら(与党側は)ますます受け入れにくくなるのではないか」と否定的な考えを示している。