価格高騰が一段落して、野菜への家計支出が2年ぶりに増えました。
総務省が発表した4月の家計調査によりますと、2人以上の世帯が消費に使ったお金は32万5717円で、前の年の同じ月に比べて実質で0.1%減少しました。マイナスは2カ月ぶりです。
前の年より気温の低い日が多く、夏物衣料の需要が伸びなかったことや、長引く節約志向でエアコンや洗濯機など家庭用耐久財の買い換えが控えられていることが影響しました。
一方、物価高から買い控えが続いていた「食料」への支出は8カ月ぶりに増加に転じました。
特に価格上昇が落ち着いてきた「野菜・海藻」は1.5%プラスとなり、2023年4月以来24カ月ぶりの増加となりました。
品目別ではレタスが32.0%、トマトが12.3%、それぞれプラスとなっています。コメも3カ月ぶりとなる1.5%の増加でした。