国会では6日、衆議院の予算委員会で集中審議が行われ、石破首相は備蓄米が枯渇した場合に外国産のコメを緊急輸入する可能性について言及しました。
立憲民主党・石川議員:
きょう小泉大臣が閣議後の記者会見で、備蓄米が尽きた場合、外国産の緊急輸入も検討と。
石破首相は「それは国民に安定的に米を供給するため、あらゆる手法は考えなければなりません」と述べ、備蓄米を全て放出した場合に、外国産米を緊急輸入する可能性を排除しない考えを示しました。
一方、小泉農水相は、随意契約による備蓄米放出について「コメ離れを防ぐためだ」と強調し、「手をこまねいている状況が続けば間違いなく(店の)棚は外国産米が増える」として、生産者の理解を求めました。
一方、赤沢経済再生担当相が訪米し、日米の関税交渉が大詰めを迎える中、石破首相は日米交渉について、「共にウィンウィンの関係を作っていくような交渉していかねばならないと思っております。そういうことでございますので、私どもとして関税よりも投資ということ」と述べました。
石破首相は、日本の産業を守りながら、日米のウィンウィンの関係構築を目指す姿勢を改めて強調しました。