沖縄を訪問中の天皇ご一家は、戦争体験者や語り継ぐ活動を続ける若い世代と懇談されました。
4日午後5時半ごろ、ご一家は糸満市の「平和祈念資料館」で沖縄戦の貴重な証言などを見て回られました。
愛子さま:
すごく壮絶な…。生きていくために、こういう選択をしなければいけないという。心が痛みます。
愛子さまは、14歳の少女がつづった防空壕(ごう)での体験に静かに目を落とされました。
この後、ご一家は戦争体験者や若い語り部などと懇談されました。
同世代の愛子さまは、修学旅行生に語り継ぐ活動について「ご一緒に」と誘われ、「ありがとうございます」とほほ笑まれる場面もありました。
また、目の前で家族を失い捕虜になるなど、高齢の戦争体験者の話に耳を傾け、陛下は目線を合わせて「御苦労なさいましたね」、皇后さまは「つらい話を聞かせてくださってありがとうございます」と気遣われました。
また、戦争体験者や遺族から口々に訪問のお礼の言葉をかけられた愛子さまは、「平和の大切さを感じました」と伝えられたということです。
語り部・狩俣日姫さん:
今回、愛子さまも一緒に来られたのは、戦争の責任や歴史をちゃんと引き受けていく姿勢でいらっしゃるのかなと感じた。