熊本県警交通機動隊の白バイ隊員たちが運転技術を競う大会が3日、開かれました。
事故を起こさないために。事故を未然に防ぐために。会場にはたくさんの白バイファンや隊員の家族が訪れ、華麗な技に圧倒されました。
全国で導入が進む新型の白バイを先頭に始まった『交通機動隊安全運転競技大会』。
競技には、乗務歴1年から5年の白バイ隊員15人が出場。
開会式では、3月の着任後新人隊員の訓練を視察したという佐藤 昭一 本部長が「成長を見るのが楽しみです。白バイ隊員の誇りを胸に技術を発揮してほしい」と訓示しました。
選手たちはバランスやアクセル・ブレーキワーク、コース取りの技術でタイムや運転技能が試される2種目で競います。
【競技ON】
小柄な女性隊員でも白バイにまたがれば、巨体を自由にコントロールしパイロンが設置されたコースを疾走します。
こちらは10月に茨城県で開かれる全国大会に出場する『特別訓練隊員』。
エキシビションでは、互いを信頼し合うからこその車間距離でスラローム走行の技を
披露しました。
隊員たちは白バイだけではなく、パトカーのハンドルも握ります。
高速でバック走行してもしなやかに車体をコントロールする運転技術は「取り締まり中に事故を起こさないため」に毎日、出動前に行われている訓練のたまものです。
そして、フィナーレで披露された恒例のドリル演技で見せる団結力には、今年も観客から大きな歓声が上がっていました。