静岡県浜松市で小学生2人を乗せた車が東名に転落した事故で新たな情報です。現場に置き去りにされた小学生2人が育児放棄などの虐待を受けているおそれがあることがわかりました。

6月4日午前8時半頃、浜松中央警察署から送検された自称・御前崎市の無職の男(47)。

6月1日、浜松市中央区で車を無免許運転して東名に転落する事故を起こし、現場から逃走した疑いがもたれています。

事故直後、男が運転し転落した車の脇にはたたずむ2人の人物の姿が…。

現場には同乗していた女児(8)と男児(7)の姉弟が置き去りにされていました。

事故現場に遭遇した人:
そのまま向こうに歩いて行っちゃったんですよ、子供たち置いて。「そこにいろよ」って言って。向こう歩いて行っちゃったんで、携帯しながら

こちらは事故があった現場周辺の防犯カメラの映像です。

男が歩いて去っていったとされる道には事故の数分後、電話をしながら歩く人物が映っています。

慌てるそぶりは見て取れません。

一方、事故現場に置き去りにされた子供たち。

警察によりますと子供たちは事故の後、男をかくまった疑いで逮捕された交際相手とみられる女(34)の実子とみられています。

そして、4日新たな情報が…。

捜査関係者によりますと、逮捕された女について以前、児童相談所へ「ネグレクトの可能性がある」との情報提供があったことがわかりました。

女の家の周辺の住民に話を聞くと…。

近所の人:
子供だけで長時間留守番をさせたり、逆に子供だけでコンビニに行かせたりしていた。「お母さんごめんなさい」という声が聞こえることもあったし、壁とか床を叩くような音も聞こえた

また、男が事故を起こした車は交際相手の女の名義のものということです。

警察は、男と女や子供たち、それぞれの関係性などについて詳しく調べています。

テレビ静岡
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