鹿児島県議会の6月議会が4日開会し、総額43億円余りの一般会計補正予算案が提案されました。

新たな総合体育館を巡っては設計費として約9億円が盛り込まれる中、今回の議会には体育館建設に関する陳情が賛否あわせて約90件提出されていることが分かりました。

4日開会した県議会には国の補助金を活用した医療施設への支援事業、約36億円や燃料の価格高騰対策として交通事業者への支援、約2億1900万円などを含んだ、総額43億円余りの一般会計補正予算案が提案されました。

県が鹿児島市のドルフィンポート跡地に建設を予定している新たな総合体育館については、設計費約9億円が盛り込まれています。

その体育館を巡り今回の県議会で、建設を巡る様々な陳情が約90件提出されていることが関係者への取材で分かりました。

そのうち50件ほどは建設に反対する陳情だったということで、今後、常任委員会などで議論されることになります。

鹿児島県・塩田知事
「今後とも自ら先頭に立って県民の皆さんに理解いただくために、積極的な情報発信に努める。私としては新総合体育館の整備を進めるにあたって、強い覚悟を持って臨んでいく」

また塩田知事は、鹿児島市の鹿児島盲学校に幼稚部を設置する考えを明らかにしました。

鹿児島盲学校では視覚障害のある未就学児に、現在、週3日程度で点字の習得などに向けた指導を行っていますが、幼稚部の設置によって、専任の教員を配置し、週5日の指導ができるようになるということで、2026年度の開設を目指しています。

県議会は6月26日までの日程です。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。