住宅に侵入し女性用の下着を盗んだ罪に問われていた元警察官の男について、静岡地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
判決を受けたのは裾野警察署の元巡査長の男(30)で、静岡県御殿場市にある住宅2軒の敷地に侵入し女性用の下着あわせて8点を盗んだ罪などに問われていました。
6月4日の裁判で静岡地裁の益子元暢 裁判官は「巡回連絡で訪れた家の女性に性的な関心を抱いた上での犯行で、警察に対する信頼を揺るがしかねない悪質な態様」と非難しました。
その上で「被害者の嫌悪感や恐怖心は軽視できない」と指摘した一方、示談が成立し警察官を辞職するなど社会的制裁を受けていることを理由に懲役2年・執行猶予3年の判決を言い渡しています。