去年5月、上益城郡御船町で、盆栽約1880万円相当を盗むなどした罪に問われたベトナム国籍の男に実刑判決です。
判決などによりますと、ベトナム国籍の無職、ファン ティエン ズン 被告(21)は不法滞在中の去年5月、仲間と共謀し、御船町の盆栽専門店『雅松園』の敷地に外壁を乗り越えて侵入し、盆栽33点約1880万円相当を盗んだものです。
熊本地裁の賀嶋 敦 裁判官は、3日の判決で「役割を分担した上で相当な数の盆栽を約30分で盗んでいて、大胆かつ組織的な背景が疑われる犯行」と指摘。さらに、「被告は重要な役割を果たしていて、被害弁償の見込みもない」としてファン被告に懲役3年4カ月の判決を言い渡しました。