アメリカ海兵隊員の男が女性に性的暴行をしようとしてけがをさせた罪に問われている裁判員裁判で、被害者が「首を絞められ何度も失神し殺すために付いてきたのかと思った」などと証言しました。
この裁判は2024年5月、アメリカ海兵隊の上等兵ジャメル・クレイトン被告(22)が、面識のない女性に性的暴行をしようとしてケガをさせた不同意性交等致傷の罪に問われているものです。
3日の公判では、被害に遭った女性の証人尋問が別室からビデオリンクを使って行われました。
女性は被告に後ろから腕で強く首を絞められ続けて何度も失神し、「この人は人を殺すためについてきたのか、人はこんなに簡単に死ぬのかと思った」などと時折声を詰まらせながら証言しました。
これまでの裁判で弁護側は「被告はいかなる暴力行為も行っておらずけがをさせた事実はない」と無罪を主張しています。