先週のこの時間は・・・日射計の5年に一度の交換作業の様子をご紹介しました。
今回は、温度計の点検と清掃作業に密着です。
気象台の外へ行ってみると職員の皆さんは、なんと草刈り中!
職員
「伸びすぎたら観測に影響が出る」
これも大事な作業のひとつなんですって。
まずは、金属の筒を外します。中に温度計のセンサーが入っているんです。
職員
「半年くらい置いているので汚れとか付いてくる」
白い布には、汚れがびっしり付いていました。
中俣美咲気象予報士
「専用のブラシだったりするんですか?」
職員
「いや~それは・・・(違う)」
温度計は、半年に一度のペースで点検や清掃作業を行っているそうです。
その理由は・・・
鹿児島地方気象台 調査官・地福淳一さん
「ファンが上のほうにあって、常に空気を循環させて気温を測っている。点検を怠ると、中の空気の流通が悪くなり、気温が正しく測定されない。そういうことがないように定期的に点検作業を行っている」
予報は、正しい観測ができてこそ。
地福さん
「ここ(観測)が間違っていると予報も正しく出てこない」
さて、最後にキャスターのふたりにお天気クイズです!
温度計の掃除をしている間、観測はどうなると思いますか?
・欠測になる
・別の機械で測る
・近くの観測点から計算する
正解は・・・
「別の機械で測る」
地福さん
「これがデジタルアスマン温度乾湿計です。休止中はすぐ近くにぶら下げて気温と湿度を測定している」
観測データに違いはないか、点検前後はしっかり確認をされていました。33カ所気温のポイントがありますので、このような作業があって日々の天気予報があるんだなぁと頭が下がる思いになりました。