2024年、県内に宿泊した外国人観光客は、およそ110万6000人と初めて100万人を突破しました。こうした中、観光客が万が一の事態に陥った際、ホテルマンなどがスムーズに対応できるようにと訓練が行われました。
この訓練は、金沢彩の庭ホテルと日本赤十字社石川県支部が観光客に安心して旅行を楽しんでもらおうとホテルや観光バス会社の従業員などおよそ40人が参加し、初めて実施されました。
スペースが限られるバスの中では、座った状態で体温を効果的に下げるため、体の表面を濡れたタオルで拭きうちわで仰ぐほか、座席にあるエアコンの風を活用すると良いそうです一方、ホテルの大浴場では、入浴中の客が意識を失った想定で心肺蘇生を学んでいました。
AEDを使用する場合、体が濡れた状態では心臓に電流が届かない恐れがあるため体を拭いてから使う事など、注意点が説明され、参加した従業員は真剣な表情で訓練に当たっていました。
ホテルの従業員:
現場に出た時にどう動けばいいか頭の中で組み立てられたので非常に良かったかなと思います
旅行会社の従業員:
ゆっくりとお過ごしいただく根底にあるのは安心(今後は)自信を持って対応できるようになったと思います
金沢彩の庭ホテルでは、訓練に参加した従業員から意見を聞いて、さまざまなケースを想定した訓練を続けるという事です。