新潟県佐渡市で6月2日、水揚げされていたのは大きなクロマグロです。
佐渡市では近年、クロマグロの不漁が続いていましたが、2週間ほど前から連日にわたって100kg前後のクロマグロが水揚げされていて漁の最盛期を迎えています。
一方で、クロマグロは乱獲防止などの観点から年間を通し、それぞれの漁業組合で漁獲量が定められていて、今年は豊漁の影響ですでに規定の漁獲量に迫っているという組合も。こうした状況に関係者からは嘆きの声が聞かれました。
【加茂水産定置網組合 石塚林二郎 組合長】
「オーバーしないように、その範囲で(クロマグロを)持ってくる。だから残ったものは放流、それが100本~200本ではない。なんでこんなことに。(マグロの餌の)イカなんか、とれる量が壊滅状態、サバも全然いなくなった」
クロマグロの水揚げは7月下旬まで続く見込みです。