プロ野球読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督が6月3日に亡くなりました。89歳でした。FAで広島から巨人に移籍し、長嶋監督を支えた鳥取市出身の川口和久さんも哀悼の意を表しました。
TSKさんいん中央テレビのライブラリーに残された長嶋茂雄さんの映像。
今から33年前の1992年10月に米子市で開かれた野球教室で、子どもたちにバッティングのポイントを教えていました。
長嶋さんはこの翌年、巨人の監督に復帰。その後、9シーズン指揮を執りました。
その2度目の監督時代、FAで広島から移籍し、チームを支えたのが川口和久さんでした。
川口和久さん:
僕はいち長嶋ファンとして大好きだったんですけど…この日がとうとう来てしまったかという感じですね。
鳥取市出身の川口さん。
少年時代から長嶋さんのプレーする姿に憧れていたといいます。
その後プロ入りし、1994年に広島からフリーエージェント移籍、長嶋さんの一声で巨人入りを決断したと言います。
川口和久さん:
フリーエージェントをしたときに、長嶋さんから自宅のほうにお電話がありまして。「川口君、FAをしたの?」といわれたので、「はい」と答えると「じゃあ、明日会おうね」って言って。君がよかったら、巨人でプレーしてくれないかというふうにいわれたので、その時は感激しました。
ファンだけでなく、プロ選手にとっても永遠の憧れだった長嶋さん。
川口さんも突然の別れに唇をかみました。
川口和久さん:
4年間、長嶋さんと一緒に野球をしていろんな思い出あります。野球に関しては激動の人生だったんじゃないのかなと思いますし、とにかくゆっくり休んでいただきたいと思います。