“解決に最も近い未解決事件”犯人の動機は…
奈美子さんは事件当日、小児科に行く予定を変更して2回外出していた。
また現場付近では販売されていない飲料の紙パックが残されていたりするなど、不可解な点が多い事件。
何より、犯人が「女」というだけで、犯人像や犯行動機もまったく分かっていない。謎解きの糸口も見えないまま四半世紀を迎えている。
取材を終えると、高羽さんから声をかけられた。
「これまでは、犯人を追い詰めて自首してくれればいいなと思ってやってきました。その気持ちは変わらないですが、犯人が今生きているかも分からない。航平が結婚した今、自分の人生も考えていかないといけないですね。機会があれば飲みに行きましょう」
一日も早い解決を、心から願っている。

<犯人の特徴>
・女性、年齢40歳~50歳(当時)血液型B型
・身長160㎝、靴のサイズ24㎝
・髪形 黒色で肩までの長さ パーマが伸びたような髪
・左右どちらかの手にけが
・有力情報には報奨金300万円(上限) 2025年2月5日更新
連絡先:052ー531-0110(愛知県西警察署)
FODオリジナルコンテンツ「未解決事件ファイル 迷宮の鍵」では、重要未解決事件の謎を社会部記者が取材し、解決のための「鍵」が何なのかを考察する。
File2「名古屋市西区主婦殺害事件」では、犯罪被害者家族の会「宙の会」の一員でもある高羽悟さんが、妻・奈美子さんが遺体で見つかった日のことを犯行現場となったアパートで詳細に証言している。
また、素性も動機も分からない犯人の女の行動や逃走経路について、捜査のスペシャリストの推理も交えて解き明かしていく。
【取材・執筆 フジテレビ報道局社会部・小山浩隆】
