点検を装って住宅の屋根瓦を壊し、修繕費用をだまし取った疑いで、リフォーム業者の男3人が逮捕されました。
建造物損壊や詐欺などの疑いで逮捕されたのは「煌リフォーム」の代表で北九州市小倉北区に住む西銘祐二容疑者(29)ら男3人です。
福岡県警生活経済課によりますと3人は共謀して去年6月、福岡県北九州市八幡東区で住宅の点検を装って屋根の瓦を壊した上、この家に住む女性(当時65)から修繕費用として現金75万円をだまし取った疑いです。
警察は3日午後、西銘容疑者らの関係先を家宅捜索し、資料などを押収しました。
「煌リフォーム」はアポなしで一軒家を訪問し、「瓦がずれている」「前の業者がずさんな工事をしているので修理が必要」などと住人にウソをつき、北九州市内を中心にこれまで数千万円を売り上げていたとみられるということです。
警察は今後の捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。
戸畑警察署の管内で去年7月に相談が複数寄せられ、警察が捜査していました。
関東ではこうした「悪質リフォーム」が、いわゆるトクリュウ(=匿名・流動型犯罪グループ)の手口の1つとして確認されていて、警察はトクリュウの関与も視野に調べています。