高校スポーツ、夏のインターハイ出場をかけた鹿児島県予選です。
1日はバレーボール競技の決勝リーグが行われ、男子は川内商工、女子は鹿児島女子が優勝を果たしました。
以前このコーナーで紹介した、川内商工のスーパールーキー田中洸選手も躍動しました。
1日、鹿児島市の西原商会アリーナで行われた、インターハイ県予選・バレーボール競技の決勝リーグ。
男子53チーム、女子52チームから勝ち上がった4チームが決勝リーグに進み、総当たり戦を行いました。
井上彩香キャスター
「会場は熱気に包まれています。川内商工の田中選手は高校初の全国大会出場へ、まもなく決勝リーグが始まります」
注目は川内商工1年の田中洸選手。
高山中学校時代、全国で12人しか選ばれない全国選抜に2年連続で選ばれ、2025年4月には19歳以下の日本代表候補合宿に招集されるなど、将来を期待されています。
鹿児島玉龍との決勝リーグ・第1戦に勝利した赤のユニホーム・川内商工は、第2戦で紫のユニホーム・鹿児島商業と対戦。
第1セット川内商工はキャプテンの尾田原選手にボールを集めます。
序盤、拮抗した展開の中、時間差攻撃や、強烈なクロススパイク!
前日のミーティングで「お前がしっかりチームを引っ張れ」と監督からいわれた通り、波に乗りきれないチームをプレーで引っ張り、第1セットを25対22で先取します。
すると、第2セットは注目のスーパールーキー・田中選手が見せます。
高い打点からバックアタック!
トレーニング効果で足や上半身の筋力が増え、わずかこの一ヵ月で最高到達点が9センチもアップ!
進化し続ける1年生が強烈なスパイクを次々と決めます。
第2セットも連取した川内商工、決勝リーグ2勝で最終・第3戦へ。
黒のユニホーム・川内商工と白のユニホーム・樟南の全勝同士の対決。
勝った方がインターハイ出場権を手にします。
この試合も川内商工はキャプテン尾田原選手と田中選手が絶好調。
さらにセンター線の攻撃も要所で決まり、第1セットを25対12で先取します。
2021年4月から県内負けなしの川内商工、第2セット終盤には樟南を3連続ブロック。
川内商工が終始主導権を握り、5年連続6回目のインターハイ出場を決めました。
川内商工・田中洸選手(1年)
「しっかり高い打点でスパイクを打てたり、自分がいつも打てていないインナーへのコースなど、スパイクの幅が広がって良かった」
Q.インターハイでの目標
「日本一です!」
川内商工・尾田原琉碧キャプテン(3年)
「先輩方が作ってきてくれた伝統を崩すことなく、5連覇という結果を残すことができて良かった。(インターハイでは)より早いコンビバレーで相手を倒していきたいと思います」
一方、女子は全国への切符をかけて第3戦で全勝同士の緑のユニホーム・鹿児島女子と、紫のユニホーム・鹿児島実業が対戦しました。
試合は鹿児島女子が早い攻撃やコンビバレーで鹿児島実業を圧倒。
セットカウント2対0で2年ぶり49回目の優勝を果たし、インターハイ出場を決めました。
鹿児島女子・山下京香キャプテン(3年)
「今までたくさん練習してきて、やっとこの大会で優勝できてホッとしています。日本一を目標に練習をしてきているので、しっかり全国で結果を残せるようにこれから練習していきたい」
インターハイバレーボール競技は男子が7月29日から島根県で、女子が8月5日から岡山県で開催されます。