愛媛の魅力が大阪から世界へと発信されている

連日大にぎわいの大阪・関西万博。

5月21日には新居浜の太鼓台が柏陵の演技を披露し、約11万人の一般来場者が訪れた。
この他にも万博には見どころがいっぱいだ。

大阪から来た来場客:
「オーストラリアに行こうかなって」
「きょうの狙いはアメリカ館」
「人がすごいので西ゲート寄りから」

神戸から来た来場客:
「楽しみです。もう通年パス買いたいと思ってます」

そんなところで出迎えてくれたのは大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクの巨大なオブジェ。撮影スポットとして大人気だ。

会場では、実は愛媛の魅力が世界へと発信されている。

撮影スポットとして大人気
撮影スポットとして大人気
この記事の画像(10枚)

世界最大の木造建築物

さらに奥に進むと…会場のシンボルとなっている「大屋根リング」が見えてきた。

高さ約20メートル、1周約2キロで、2025年3月には世界最大の木造建築物としてギネス世界記録にも認定された。ここに愛媛の技術が使われている!

鈴木瑠梨キャスター:
「この柱、よく見ると何枚もの板を重ねて、一本の柱になっているんですね。」

ここに愛媛の技術が使われている
ここに愛媛の技術が使われている

高層建築に耐える強度と断熱性などに優れた新建材

大屋根リングに使われているのは、CLT=直交集成板木の繊維の方向が直角に交わるよう板を重ねて接着した大型パネルで、高層建築に耐える強度と断熱性などに優れた新しい建材。

これを作っているのが、愛媛県西条市にある製材会社サイプレス・スナダヤだ。

西条市にある製材会社サイプレス・スナダヤ
西条市にある製材会社サイプレス・スナダヤ

上に登ると大屋根リングの大きさがより分かる

愛媛の技術が生かされたこの大屋根リングに上ると見えてくるものがある。

鈴木瑠梨キャスター:
「大屋根リングの上を歩いています。見てください反対側の人があんなに小さい。上に登ると大屋根リングの大きさがより分かります。」

絶景の空中散歩を満喫できる。

絶景の空中散歩を満喫できる
絶景の空中散歩を満喫できる

お疲れの方におすすめなのがあまーいスイーツ

万博会場の広さは東京ドーム33個分、約155ヘクタール。たくさん歩いてお疲れの方におすすめなのが、あまーいスイーツ。

西ゲート近くなど会場内の5カ所で販売している「ミャクミャク焼き」。

ミャクミャクをかたどったふんわり香ばしい人形焼きで、その可愛らしい見た目がSNSで話題になっている。

鈴木瑠梨キャスター:
「結構再現度高いですね。ちょっとかわいそうなんですけど、いただきます!優しい甘さの生地の中に結構甘めのチョコレートが入っていて、歩き疲れた体に沁みます。」

また、これからの暑い夏は、ミャクミャク焼きがトッピングされたおいも感たっぷり!つめたーいソフトクリームもおすすめ。

ミャクミャクをかたどった香ばしい人形焼き
ミャクミャクをかたどった香ばしい人形焼き

「住友館」は新居浜市の別子銅山の山々をイメージ

万博会場は夜になると違う景色が現れる。

鈴木瑠梨キャスター:
「夜の万博、そして雨の万博もまた雰囲気が違っていいですね。パビリオンの外観を見て歩いているだけでもワクワクします。こういう楽しみ方もアリかも。」

幻想的な夜のパビリオンを抜けた先に見えたのは、「住友館」。

建物は住友グループの礎を築いた新居浜市の別子銅山の山々をイメージしていて、別子の山などから切り出したスギやヒノキ、約1000本が使用されている。

住友館で体験できるのが、「UNKNOWNFOREST誰も知らない、いのちの物語」。

鈴木瑠梨キャスター:
「住友館では、こちらのランタンを使って、森の中を冒険するそうです。こちら光っている場所があります。ランタンをかけてみると…鳴き声がする!可愛らしいリスが出てきました。こんな仕掛けがあるんですね。」

ランタンを片手に、森の中を自由にめぐり、生物たちの命の営みに触れることができる。

「UNKNOWNFOREST誰も知らない、いのちの物語」
「UNKNOWNFOREST誰も知らない、いのちの物語」

彷徨う木立

こちらのエリアは「彷徨う木立」

鈴木瑠梨キャスター:
「見てください。カマキリがいますよ!森が生きているようです。」

森の中では30種以上の動物や昆虫と出会うことができ、光や音、ミストなどの演出で、まるで現実の森の中に迷い込んだかのような感覚に包まれる。

まるで現実の森の中に迷い込んだかのような感覚
まるで現実の森の中に迷い込んだかのような感覚

森をテーマにしたパビリオン

鈴木瑠梨キャスター:
「住友館まわってきました。視覚はもちろんなんですけど、それだけではなくて、音であったり、風、森のうるおい、五感全体で森の循環を感じることができました。」

住友館・西條浩史館長:
「住友グループの現在の発展の礎を気づいたのが、四国の別子銅山になっておりまして、それ以来、住友は森とすごく長い、お付き合いをしてきました。今回森をテーマにしたパビリオンにしています。森の中にはいろんな命が息づいているんですけど、ここを体験いただくことで、自然との向き合い方、未来へ思いを馳せる。そんなことをぜひ感じていただけたらと思っております。」

自然との向き合い方、未来へ思いを馳せてほしい
自然との向き合い方、未来へ思いを馳せてほしい

愛媛の魅力が世界へと発信される

10月13日まで開催の大阪・関西万博。

8月21日には、紙のまち・四国中央市発の書道パフォーマンス甲子園の特別大会が、行われる。

県も8月下旬に県産品や観光などをPRするブース出展を予定しているほか、9月下旬には松山市が全国の温泉地とともに、足湯の体験コーナーなどを設置する予定。

愛媛の魅力が世界へと発信される。

愛媛の魅力が世界へと発信
愛媛の魅力が世界へと発信
テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。