女子ソフトボールの国内最上位「JDリーグ」に所属する“伊予銀行ヴェールズ”
グラウンドに響き渡る声と軽快なグラブ捌き。女子ソフトボールの国内最上位「JDリーグ」に所属する“伊予銀行ヴェールズ”

キャプテンでキャッチャーの安川裕美選手
安川裕美キャプテン:
「チームに対して嘘偽りなく自分の意見を伝えて、伝えるだけではなく、周りを見て自分から行動することを心がけています。」
チームを引っ張るキャプテンで、キャッチャーの安川裕美選手。リーダーシップと力強い打撃を武器としていて、男子世代別日本代表のヘッドコーチ経験がある石村監督も厚い信頼を寄せている。
石村寛監督:
「攻守ともに引っ張ってくれてすごく頼もしいです。一番声が出る選手ですし、そういった意味でも、チームを引っ張っていってくれています。」

投手陣の中心的存在は地元・松山市出身の庄司奈々選手
投手陣の中心的存在は地元・松山市出身の庄司奈々選手。
在籍12年目のチーム最年長で、正確なコントロールが武器の頼れるエースだ。
庄司奈々投手:
「経験を積んでいるからこそできることがあると思うんで、チームが苦しいときだったりとか、勝てていないときに長年やってきた選手が支えて、チームが良い方向を向くようにというのを意識しています。」

最大の目標…それは「プレーオフ進出をすること」
今年で創立40年という節目で伊予銀行ヴェールズが掲げる最大の目標が。
安川裕美主将:
「プレーオフ進出をすること!」
庄司奈々選手:
「創部初となるプレーオフ進出です!」

伊予銀行ヴェールズはここまで3年連続西地区5位
国の内外から強豪選手らが参加し、東西全国16チームがしのぎを削るJDリーグ。
東地区、西地区の優勝チームを除く上位5チームが11月に開かれる日本一を決めるプレーオフに進出することができる。
3年前に始まったJDリーグに初年度から参入している伊予銀行ヴェールズは、ここまで3年連続西地区5位。今年こそ、悲願のプレーオフ初出場を掴みたい一心だ。

伊予銀行ヴェールズ VS SGホールディングスギャラクシースターズ
5月17日、西条市で行われたホーム戦。相手は同じ西地区のSGホールディングスギャラクシースターズ、3年連続プレーオフに進出している強豪。
ヴェールズの先発はエースの庄司投手。1点を追う3回裏、キャプテン安川選手のソロホームランで同点に追いつく。
その後再びリードを許したヴェールズは、2ランホームランなどで追い上げを見せたが、勝利を飾ることはできなかった。

地元の声援を後押しに
安川キャプテン:
「いつも以上にスタンドを見る回数が無意識のうちに増えていて、地元大会では結構打つこともあるが、みなさんの声援のおかげだと思います。」
地元の声援を後押しに初のプレーオフを目指して。
現在4勝8敗で西地区5位と、ここから浮上へ闘志を燃やす今シーズン、巻き返しを誓う。

チームを立て直していきたい
石村監督:
「連勝できる節を作って、まだ(プレーオフの)可能性を残していますから、引き続き連勝できるようにチームを立て直していきたい。」
安川キャプテン:
「日本一を掲げているので、自分たちが勝てるパターンというか、こうすれば勝てるということは、明確になっているので、そこをしっかりやり切る。」
勝利の「為に」力を結集し、チーム一丸で日本一を!
今シーズンの残りも全力で駆け抜ける。
