◆ロサンゼルス・ドジャース6-5ニューヨーク・メッツ 3日(日本時間4日午前11時10分試合開始、ドジャースタジアム)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは3日(日本時間4日)、ホームでメッツと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。3打数ノーヒットだった。
大谷は5月、2023年6月に並ぶ自己最多の15本塁打をマーク。27試合に出場して打率.309、27打点、31得点の好成績で、2024年9月以来、日本選手最多を更新する6度目の月間MVPに選出された。
メッツとの4連戦初戦となった前日、大谷は第4打席で3試合ぶりとなる23号ホームランを放ったが、ドジャースは延長のすえ3-4で敗れた。23号はマリナーズのローリー捕手とならぶMLBトップタイ。
ドジャースは今季0勝0敗、防御率4.91、復帰4度目の登板となるカーショー投手が先発。対するメッツは今季4勝4敗、防御率3.52のメギル投手が先発した。なお、ドジャースは自宅で左足薬指を骨折し休養していたムーキー・ベッツ選手が2番ショートで先発に復帰している。
1回表、2死2塁で4番ピート・アロンソにタイムリーヒットが出てメッツが1点を先制。
大谷は1回裏の第1打席、カウント1-2からの4球目外角フォーシームを見逃して三振に倒れた。ヒットで出塁したベッツを1塁に置いて、3番フリーマンがライト線を破るタイムリー二塁打で1-1の同点に追いつく。フリーマンはエラーが絡んで3塁に進み、4番テオスカー・ヘルナンデスが四球を選んで1死1、3塁に。5番ウィル・スミスのサードゴロの間にフリーマンがホームに還り、ドジャースが2-1と逆転。さらに2死2塁で6番マンシーがライトスタンドへ特大のツーランホームランを放ち、4-1とリードを広げた。
2回裏、2死走者なしで大谷の第2打席。カウント2-2から5球目の外角高めフォーシームを打ってレフトフライでアウトになった。
3回表、メッツは1死2塁で“1150億円男”3番フアン・ソトがブーイングで迎えられる中、ライトスタンドへ11号ツーランホームラン。3-4と1点差に迫った。
5回表、2死1、2塁で4番アロンソがタイムリー二塁打を放ち、メッツが4-4の同点に追いつく。なおも2、3塁に走者を置いて、5番ニモのファーストゴロでカーショーのベースカバーが遅れてセーフとなる間にもう1点が入り、5-4と逆転。カーショーは制球が定まらない中でも粘りの投球を見せたは、4回2/3を投げて失点5、自責点3でマウンドを降り、今季初勝利はならなかった。
8回裏、メッツは元埼玉西武ライオンズのギャレットが3番手で登板し、先頭で大谷の第4打席。カウント3-2からの6球目で四球を選んで出塁。続くベッツもヒットで続き無死1、2塁に。3番フリーマンの打席の間にパスボールでそれぞれ2、3塁に進んでチャンスが広がったが、フリーマン三振で1アウト。続く4番T・ヘルナンデスのサードゴロの間に大谷が三本間で挟まれてタッチアウトとなった。5番スミスも三振に倒れ、得点はならなかった。
1点差のまま迎えた9回裏、先頭の6番マンシーがメッツ4番手ブラゾバンからこの日2本目のソロホームランを放ち、ドジャースが5-5の同点に追いつく。試合は前日に続いてタイブレークの延長戦に突入した。
10回表を6番手スコットが無失点で抑えたドジャースは10回裏、無死2塁の場面で大谷の第5打席。メッツ5番手ブートとの対戦だったが、申告敬遠となった。2番ベッツが倒れ1死1、2塁の場面で3番フリーマンがレフトオーバーのサヨナラタイムリー二塁打。2塁走者エドマンがホームに還り、ドジャースが6-5で接戦を制した。
大谷は3打数無安打2四球、三振2の成績だった。