証券口座が乗っ取られ、不正に株が売買される被害が相次いでいる問題で警視庁が捜査を始めたことが分かりました。
金融庁によりますと、証券口座が乗っ取られ勝手に株を売買される被害が2025年に入って急増し、4月末までに株の不正取引は3505件確認され売買額は3000億円を超えています。
こうした被害を受け警視庁は不正アクセス禁止法の疑いがあるとして捜査を始めたことが分かりました。
捜査には警察庁のサイバー特別捜査部が支援するほか、特定の企業の株を購入し株価をつり上げて利益を得る「相場操縦」の疑いもあり証券取引等監視委員会とも連携していくということです。