村田彬 記者：
事故は緩やかな下り坂の途中で起きました。男の子は「止まれ」の表示があるあたりから飛び出してきたということで道路にはチョークのあとも残されています
5月27日午後5時半頃、静岡県沼津市大岡の「丘の上保育園」の前の道路で同園に通っている2歳の男の子が車にはねられました。
男の子は頭を強く打ち意識不明の重体です。
この事故で、警察は車を運転していた長泉町の女（54）を過失運転致傷の現行犯で逮捕しました。
当時の状況も徐々に明らかになっています。
警察によりますと、事故が起きたのは園の関係者が男の子を母親に引き渡した後。
母親が駐車場で男の子を車に乗せようと目を離したすきに男の子は門の外へ。
走って飛び出した男の子を母親が追いかけたものの間に合わず、走ってきた車の左側面にぶつかったとみられます。
事故を受け28日朝、園の職員が見守る中、保護者は安全を確かめながら子供たちを登園させていました。
園に通わせる保護者：
（Q.帰り道路に出るとき怖い？）毎日思うから、妻と気をつけようねと。どんな通りか知っているので、僕は迎えには歩いて行きます
近所で働く人：
向こう（事故を起こした車側）から来る車は（駐車場の出入り口が）わかりにくい。樹木が生い茂っていて。（反対に）こっちから行くと保育園だとわかりやすい
保護者やこの道を使う人から指摘された危険性。
車からどうみえるのか実際に運転してみると…。
村田彬 記者：
事故があった現場です。左手かなり草が生い茂っていて、子供たちが出入りする扉が突然出てくるような印象です
警察は当時の状況を詳しく調べるとともに、30日には保育園や地元の住民などと現場診断をして事故防止策を検討していく方針です。
