昭和55年にちなみ「55総体」
昭和55年。今から45年前に愛媛で開かれた全国高校総体“インターハイ”。
昭和55年にちなんで、「55総体」と呼ばれた大会の愛称を覚えている方も多いのでは?
55総体には25の競技にあわせて2万735人の高校生が参加。「四国路を駆けろ若人、意気と熱!」のスローガンのもと、熱戦が繰り広げられた。

裏方では高校生が記録ボランティア
大会を支える「裏方」でも高校生が活躍。こちらの記録センターでは次々と知らされる試合結果や記録を高校生が取りまとめた。
生徒:
(Q.間違ったら大変では?)「はい。地味だけどやりがいのある仕事。3年生で最後だから間違えないように。」
生徒:
(Q.あなたが取り扱った記録出てますか?)
「松山工業のサッカー。やっぱり間違えないように正確にしないとここで間違えたら印刷にも響くので。」
生徒:
(Q.夏休み返上になるのでは?)
「夏休みが減るのはあれだけど、『55総体』を少しでも手伝えるならいいと思う。」

呼び物のひとつ高校生による人文字
55総体で呼び物のひとつだったのが、8月の開会式で行われた高校生4200人による人文字。
開会式まで半年を切ったこの日、松山市内の11の高校からそれぞれの学校の応援リーダー約30人が集まった。
55総体の開会式に向け応援のリズムや型の統一行動訓練。参加した高校生たちは、地元愛媛で開かれるインターハイの開会式を成功させようと、春休み返上で猛練習に取り組んでいた。

人文字は大成功
特訓のかいもあり、本番では応援リーダーと4200人の心がひとつにまとまって、人文字は大成功。
選手はもちろん、大会を影で支えた生徒たちの熱い思いもこめられた55総体は、愛媛スポーツ界の歴史に今も刻まれている。
