愛媛県松山市で老朽化した松山市民会館に代わるホールの整備が課題になるなか、音楽を通してまちづくりを考えようと、愛媛ゆかりの演奏家によるクラシックコンサートが松山市で開かれました。
このコンサート「都市と建築と音楽と。」。市民が芸術を楽しむことができる文化施設の今後のあり方を考えるきっかけとして、初めて開かれました。
イベントの前半は、都市計画の専門家で東京大学の吉村有司特任准教授によるトークセッション。地方都市にこそ発展のチャンスがあり、音楽や芸術などの文化がまちづくりに深く関わると強調しました。
東京大学先端科学技術研究センター・吉村有司特任准教授：
「文化は人々の生活に潤いを与える豊かさの源泉であると僕は思っています。なので都市計画をしていく上でやはり外せないものですよね」
コンサートでは八幡浜市出身のオペラ歌手・宮本益光さん、松山市出身のピアニスト・池田慈さんらがクラシックの演奏を披露。観客に音楽の力といやしを届けました。
主催者は今後もこうしたコンサートを続けていきたいとしています。
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